誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜




「あ、新井課長が…わ、悪いんですからね…」


動揺のあまり、責める様な言葉を口にしていた。



「俺が…悪いんですかね?」

「そ、そうですよっ…」

「貴方だって悪い…。

思わせぶりな態度をするから…」


思わせぶりっ⁈

いつ?

誰が?

私がっ⁉



「勝手に勘違いしたのは新井課長のほうじゃないですかっ‼」


言い逃げするつもりで、走り出すと


後ろから ドサッ!と何かが倒れた様な音…。



嫌な予感で


ゆっくり振り返ると…


雨に打たれたまま新井課長が倒れていた。


「えっ⁉なんで⁈」

私、そこまでの致命傷を与えましたか⁉



「あ、新井課長っ⁉」

慌てて駆け寄ると、新井課長の頬が熱い…



まさか


まさか


私のせい⁈