誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜



「…だからって見ることないじゃない‼」

「で、真島課長の自宅に潜入って何?」


川嶋が普通の声量で聞いたから


これは間違いなく他二名にも聞こえてしまっただろう…。



向かいのディスクにいる宮路を見ると、声を殺して笑っている。


そして

恐る恐る課長のほうを振り返ると…




顔を引き攣らせて私を見てらっしゃる‼




彼氏様にドン引きされちゃってる感じじゃないですか⁉



「…果穂、お前…」

課長が何かを言おうとしたのを遮るように私は叫んだ!



「なんでもありませんよー!!!?

外勤中に頭打ってきちゃいましたー!!


あははははは!!」


人差し指はデリート連打‼


「果穂…お前、早く帰って寝ろ‼」



なんか…


怒らせてしまいましたか?


川嶋は…


無言で空いてるディスクに静かに座った…。




おいコラ、お前が余計なこと言ったから、私が彼様から疑惑の目で見られてるんじゃないですか?


この微妙な空気、なんとかしてよ?


「果穂!さっさと仕事を終わらせて帰れ」


課長の静かな怒り


私はしゅんとしながら

仕事を終わらせた。



てか、最近…課長は忙しいのか全然プライベートで会えてません…。