「先生・・・っ!」
先生は私の後ろに居る店長と目が合うと会釈をし
「こんばんは、伊勢谷さん。いつもひよりがお世話になってます」
とまるで父親のような挨拶をした。
店長は驚いたように絶句して、少し間を置いたあといつもの優しい笑顔に戻り会釈をし返した
「いえいえ、、こちらこそ。これからデートですか?・・・ひよりちゃんを宜しくお願いします」
「はい、また後日ゆっくりとご挨拶します」
お互いに知ってはいただろうけど、店長と先生が話すのはこれが初めてだ。
まさかこんなに早く紹介する日がくるとは・・・
場の雰囲気に耐えられなくなって私は先生を急かすように
「せ、先生!お店の予約もありますし、店長そっそれではまた!」
と先生の背中を押した
もう一度店長に会釈をしてその場をあとにした。
この時は知る由もなかった。わたし達を見送る店長の冷たい瞳をーーー・・・
