「聞こえちゃったね・・・」


ルイがアランに向けて、苦笑している。


いっぽうアランは、その話には触れず、


「準備出来たなら、行くぞ」


そう行って、私を横切って、城の門へと向かっていった。



「えっ!?待って!アランっ」



何がなんなの?

許嫁?明日くる?



・・・意味わかんない!!



頭の中が、整理できないまま、私はアランに急かされるまま馬車に乗り込んだ。