少し疲れた表情に、冷たい言葉。


こんなに忙しいのに、デートしたいなんて、無理だよね。


「忙しいそうだね。何か手伝おうか?」


「・・・じゃあ、ウロウロしてねぇで、部屋にいてろよ」


「なっ、そんな言い方っ!」


アランはそう話すと、さっさと私を横切ってあるいて行ってしまう。



取り残された私は、アランの執務室に入った。



室内のデスクには、まだ片付けられていない書類が散らばっていた。



ふと、その中に『薬草在庫』と書かれた用紙を発見する。