橋の建設も順調に進み、アランは先に城へと戻ってきた。


ペナルティ宣告を受けたゼルが、代わりを引き継いだのは言うまでもない。


・・・ごめんね、ゼルっ!!





戻ってきたアランは、いつもの仕事に加え、溜まっていた書類の整理に終われ、休みなく働いていた。



せっかく戻ってきたのに、ゆっくり話も出来ないし・・・。



奇跡的に、抱きしめられたあの時を思いだす。



もしかして、アラン。


少し私を好きになってくれてたりして。