「こんな甘い匂いがする野郎、いねぇんだよ」


アランは、私の耳元に唇を寄せる。


「えっ?私、甘い匂いする?」


今日は変装するから、そんなに香水とかつけてないんだけど。



「・・・すげぇ、する」



アランは私を確かめるように、抱きしめたままだ。


私は、心臓が爆発寸前・・・!




来ちゃ、いけなかったけど・・・

来なきゃ、こんな事かった。




私もアランのぬくもりに、酔いしれた。