「もうっ!アランなんか大っキライ!!」


騎士団の訓練所付近から、駆け出した私。


アランと結ばれて、ラブラブモードかと思いきや・・・。




アランは、私の婚約者に決まってから、騎士団の仕事以外にも、公務的な仕事も増えた。


連日、アランが忙しいのは、わかってはいるのだが、ついかまってほしくて・・・


でも、そっけなく返されてしまうのが、何度も重なって。




ついに「大っキライ」と、悪態をつき、発散してしまったのだ。



でも、もうすでに後悔してる。