まさか、アランから伝えてくれるなんて!


それだけでも、私は感動して泣きそうなくらいだった。


でも、ここからが本番。



お父様の許しを得ないと、結婚なんか出来ないもんね。



「ルイ、お父様のお許しをもらえないかな?」


「・・・・」



ずっと、黙っていたルイが口を開く。




「なんで、父上の許しが必要なの?」


「えっ・・・?」



ルイの以外な返答に、私は戸惑う。