まるで、確認してるみたいになってしまう。


でも、まだアランの気持ちをはっきり聞いてない。


「・・・」


アランは、一呼吸おいて話し出す。


「好きじゃなきゃ、こんな気持ちになんねぇよ」


そして、


「誰にも盗られたくない。触れさせない」


アランの唇が、耳元で囁く。



「好きだ・・・前からずっと」



私は、その言葉と同時に涙が溢れた。