ちゃんと、厨房係に教えてもらった疲れを癒す、柑橘系の特製ドリンクなのだ。



やっと、飲んでもらえるっ!


私は嬉しくなって、アランの様子をじっと見ていた。


・・・が、


「ってか、いつまでいる気だよ?」


「えっ?」


味の感想とか、聞きたいんだけど。


視線がぶつかったまま、にらめっこ状態。



・・・


出ていった方がいいんだよね。


私は、肩を落として部屋から出た。