「すまん、待ったか?」

「ううん、全然。青空の私服早く見たくて」

「!!」



全く、朝からそんなことを言わないで欲しい。






…………照れるから。








今日の僕の私服はいつもよりかは気合いを入れた。






スカートだと恥ずかしいからキュロットにした。






「ナンパされないようにしないとね」

「…翠がすぐに逆ナンされるのは当たり前だろう」

「…………俺じゃなくて」

「は?」

「青空が、だよ。
こんな子いてナンパしない方がおかしいし」

「なっ…………」



照れることもなくさらっとこいつは!






なんでこんな恥ずかしい事を言えるんだよ!?










こっちが恥ずかしくなって僕はそっぽを向いた。