次の日。





僕は私服に着替えていた。






よくよく考えると私服も持ってきていて、それは次の日遊ぶためだったんだと悟る。





朝になって起きると、鈴木ちゃんとサリンも帰っていた。






結局翠と2人きりになった。







「ふ、たりきり……………」








前はそんな言葉聞いても何ともなかったのに…………なぜだろう。





頬が熱い。








…………っあぁもう、考えても仕方ない!!










それだけ僕はもうハマってしまっていたということなんだろう。






…………もう諦めるか。







「青空ーーっ、終わったー?」





ドア越しに翠の声が聞こえる。





「今行く!」






僕は鏡の中の僕に微笑んで、







「行ってきます」







そう呟いた。