「………」







僕はふと目を覚ました。







「青空!」


「親父は………?」

「もう、捕まったよ」





翠が言う。





けどその表情はなんとなく笑ってなかった。







「…………翠?」








「あのねー、翠くんは青空が殴られて許せなかったんだよー凄くかっこよかったのにー」

「ねー、青空見れなくて残念だったね」

「え……////」



気のせいか頬が熱くなる。





「……青空。ごめん」

「…翠は悪くない」

「…………目、閉じて?」







僕は素直に目を閉じる。








「へぇ、嫌がらないんだ」

「な、うっ、うるさいな」

「…青空…………好きだから。」





僕達はお互いの唇を重ねた。