「……せいとかいちょう??」

「なに、そんなに驚いた?白河咲の生徒会長、青空ちゃん?」

「気安く呼ぶな!!」

「えー、酷い、せっかく会長と話し合いに来たのに」

「…は?…お前らの学校と話し合うことなどひとつもないっ!」

「まーまー、そー言わずに!」

「…青空…頑張って♡」

「あ、ちょ、あーーー!」

夕日と朝日はニコッとしてその場から走り去った。

「くそ、あいつらぁ…!」

「これでお話できるね、2人きりで」

「変な単語使うな!」

「えー?フツーじゃない?…ていうか」

「…な、なんだよ」

咲田翠がこちらに近付いてくる。

「こーゆー言葉使えば女ってすぐに勘違いするんだけどさ」

「!……お前、思い出した………!」


この感じで思い出した…



コイツは女子の間で話題になっていた奴。






咲田翠。

どっかで聞いたことがあると思っていたんだが………





「お前、今まで何人の女子を泣かせた」

「…失礼なこと聞くねー?
…………さぁ、もう覚えてないな?」

「テメェっ!!!!」


僕が咲田翠に殴りかかろうとした時。







「会長!!!!」







あるひとつの声がした。