《ねぇ。》

少女から発せられた此の言葉から
僕の物語は始まった。

いや。産まれた時から僕の物語が始まっていたのなら

それまでは番外編で
ここから本編が始まり初まるのだろう。

誰しもが 互い違いの道を歩み

気があう仲間と歩み寄る。 でももし
それ自体が偽物だとしたら。

この世界が本物ではないとしたら。。

頭がおかしいと思うだろう

そんな空想な愚想。
僕もそう思う でも彼女が言ったんだ。

《ねえ。全てを捨てて この偽りの世界から
本物のあるべき世界へといかないかい?》


そう。そして僕の本編が今はじまる。
終わり初まる