友達を積極的に作れない私にとって、 ミユウは憧れみたいな、 お姉ちゃんみたいな存在で。 すごく、すごく嬉しかった。 その日の帰り道。 ……今日も歌おうかな。 そう思い、 頭に浮かぶフレーズと メロディを口ずさんだ。 まだ見ぬ未来に〜 胸を膨らませて〜♪ 僕らはきっと 歩んでく〜♪ この先になにがあろうとも〜♪ ??「 あっ、あのっ 」 そこまで口ずさんだとたん、 誰かに声をかけられた。