歌舞伎町fastlove

フワッと彼は自分の来ていたジャケットをかけてくれた。

なんで私のために、そう思うと涙が溢れてきた。

「よしよし、辛かったな。」
優しく彼は頭を撫でてくれた。
「・・・ない。」
「ん?」
「帰る場所がないの。」
彼は私が泣き止んだのを見てこう言った。

「おれの家においで、俺が守ってあげるから。」
私はまた泣いてしまった。