偽りのシンデレラ




放課後。



私は青葉高校に来ていた。



「おい、誰だよあの超絶美女。彼氏待ちか?」


「お人形さんみたい…。あんな綺麗な人初めて見た。」


「あれって慶山の制服でしょ?ってことは超お嬢様ってことじゃん!」



にしても目立つ。



他校の制服きて校門の前で待つのは流石にダメだった?



でも早くいかなくて原くん帰っちゃったら困るし…。



「紫緒さん?!」



ん?



横を見ると、唯斗くんと何人かの男子がいた。



「あ、唯斗くん。」



「えぇぇ?!ちょ、唯斗、おま、お前このお方とはどういう…?!」



「そ、そうだぞ唯!ちゃ、ちゃんと説明しろ!!」



私が唯斗くんのところに歩き始めると、突然騒ぎ出す唯斗くんの友達。



周りの人もめちゃくちゃ見てる。