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「ふぁ~」

「心音さん!お口が大きいですねw」

「ちょっとぉ瑠吏ぃ 〜」

「ごめんごめん」

あくびしてたら
からかってくる瑠吏こそ
あくびしてるじゃん!

「月乃さーん 呼ばれてますよぉ!」

「え!なんか呼ばれてる!」

「行っておいで!」

「ん、すぐ戻る !」

誰だろう 。 私を呼ぶ なんて …

「えーと、 はーい、って美愛ちゃん」

「グスッ ふぇ 心音ぇぇ 泣」

「どうしたの … そんな泣いて」

「翔にふられそうなの …グスッ」

「なんで … 」

「心音が好きみたい …」

「そんなこと …」

「あるよ! もし、翔に告白されたら翔のこと嫌いでも告白受け入れて … ね? 心音なら諦めるから …」

「ぇ… でも …」

「心音なら諦めるから !」

「もし、 告白されたら 、 ね …」

「有難う ! ニヤッ」

美愛はそれを言ったら
お昼 、 翔と食べてくるって言って
走り去ってしまった 。

翔が 、 私を好き?
私は 一人で舞い上がってた
美愛には悪いけどとても嬉しかった
けど、これが作戦だなんて
今は何も気づかなかった 。
美愛の思うつぼに動いてたなんて …

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