私達はいわゆる「幼馴染み」です。

私の名前は 月乃 心音(ツキノ ココネ)

親友の影月 実愛(カゲヅキミライ)

そして初恋の人 天也 翔 (テンヤハヤト)

私は地味子。
昔から翔と実愛のおまけなの。

それがコンプレックスで

自分なりに女の子になった…

のに…遅かった…

2人は中学生の時から付き合ってたんだね…

私にバレた途端にそんな態度とるの??

「ごめんね…この関係を壊したくなかったの…」

こんなことで関係崩れると思ってたの??

「え…教えて欲しかったな…」

ここで泣いちゃだめだ…

「本当にごめんなさい。わたし達のこと応援してくれるよね??」

まただ、この感じ…

私と実愛とではなんか…壁がある…

やめてよそんな目しないでよ!!

「翔君ッ!!…なんか言ってよ…」

「…ごめん」

なにそれ。私は本当に2人のおまけだったんだね。

「そっか…私…もう仲良くできないかも…」

あーぁ…言っちゃった…

「ダメだよ!!実愛は心音と絶対に仲良くないと嫌なの!!グスッ…」

「実愛泣かないで?? わかったよ…私こそなんかごめんね。翔とお幸せに…翔…実愛を泣かせちゃダメだからね!!」

「おう!!任せとけ!!」

その笑顔ずるいよ…私の気持ち知らないくせに…

翔と実愛を見返してやるんだから!!

そう決めた時、実愛が笑っていたなんて誰も気づいてなかった。