みがわりさかな【短編】

 
 「あなたがメグミ?」


 照りつける太陽の下、屋上で寝ていたメグミの元にひとり女子が現れた。


 「そうだけど」

 グラマラスな肉厚な体の少女は、ふぅんと鼻を鳴らしてつぶやいた。

「あなた、わたしの子どもを産んでくださらない?」