ひまわり わたしの好きな花です
「私はあなただけを見つめる」
その他にもたくさんあるね
花言葉 気にするのは私だけではなかったみたい

昔の記憶
ひまわりが咲いていた 炎天下の夏
切なげにひまわりを見つめる あなたがいた

「ひまわりって良いですよね」
そう 気づけば話しかけていました
「いいえ」
細く けれど強く
あなたの否定した声が耳に焼き付く

「なぜ?」 聞けない雰囲気だったから
彼の言葉を待つこと3分
「今の僕にとってはですが」
そしてあなたは急に歌い出す 

ひまわりの 折れたとしても  
僕にない
また立ち上がる 勇気強さよ

歌っているあなた どこか寂しそうで
でも 他人の私は何も言えず
ひまわりを見つめてた

「すいません」
無理して笑うあなたに 
「あなたの好きな花は?」
不思議とそうたずねてたんだ

「リューカデンドロン、ゲッカビジン、トリトマ」
次々言い始める名称 ついていけなくて
「嘘、本当はペチュニアです」
いたずらに笑ったあなたはちょっぴりお茶目に映った

「ひまわりもペニチュアも花言葉が直接的ですよね」
その時知った
ペニチュアの花言葉

「あなたといっしょなら自然と心が安らぐ」
彼はその後どうしたのだろう
私は知らない

分かってるのは
彼も彼の恋人も花が好きだったことくらいで
ひまわりがその縁 もう一度巡りあわせたなら
私は感謝すべきなのでしょう

結婚式のブーケ ペニチュアにして
新婚旅行はひまわりがあるところへ
種明かしをしましょう 彼は私の今の旦那さんです
ペニチュアもひまわりも似合う 私の愛しい人