それから2人はカバンを持って 昇降口に向かった。 靴を履き替えて、 一緒に外に出て 校門を過ぎて 私は一言今野くんに 「また明日!」と伝え歩き始めると、 グイッと腕を引っ張られた。 「何言ってんの、送ってく」 「え?!でも近いから大丈夫だよ! ほんとすぐそこなの!」 「だから? はい、行くよ」