誰にも知られない、語られない話




私はうっかりその人についていってしまいました。

その人は冷たい私の手を握って楽しそうにその手を握った手を振りながらある家に着きました。

「……ここは?」

「僕の家だよ」

突然の家までのお持ち帰り。

私は絶句していました。

「さ、早く行こう?風邪ひいちゃうよ」

彼は私の手を引っ張って中へと入っていきました。

なぜ、こんな事をしているのか。どうしてこんなところにいるのか。

私は頭の中で混乱していました。

「ほら、お風呂できたよ?入りなよ」

彼はニッコリ微笑みながら風呂場て出来ました。

私はジロリと彼を睨みました。

この時は、どうしても彼を信じることができなかったのです。