「緒川……?」 「真伊ちゃん、来てくれるって。もう多分大丈夫だよ!」 「そう…」 相川くんはゆっくりまた私に手を伸ばして、 「…日…菜………」 と、呟いて寝てしまった。 「相川…くん?」 熱のせいなのかな? 今…日菜って………… 私まで意識が飛びそうになっていると荒々しくインターホンが響いた。