「ん………」



思い瞼を強引に押し開けるといつも私が見ている光景が目に入った。





ここ…私の部屋だ………






確か………私…倒れたんだっけ…





またやっちゃった。






相川くんがここまで運んでくれたのかな…






お礼をしようと思ってベッドから降りてスマホをとろうと立ち上がったらズキンと頭が痛んだ。






「あ、緒川まだ寝てなきゃ駄目だ」







暗闇の中から相川くんの声がはっきりと聞こえた。





「風邪だって。ここのところ、寝不足だっただろ?」