相棒の世界




ザッ…



俺はその場に片膝をついた。



「ハァ、ハァ…」



激しい痛みと共に息が上がり、意識が朦朧としてくる。



「…兎」



カチャ



黒犬は銃を構えたまま俺の目の前まで近づいてくると、銃口を額に突きつけてきた。




「鷹目がそれを持っているはずはないんだ…。やつは…やつは……俺から離れて行ったんだよぉぉぉ!!!」



カチャッ



銃口が額に食い込む。



「っ……」



俺は歯を食いしばってひたすら身体中の痛みに耐えていた。



そして遠のいていきそうな意識を引き戻すようにしてーーー



黒犬に言った。






「黒犬、それはーーー」