相棒の世界





「…やあ黒犬。久しぶり」



「久しぶりだな、鷹目」



俺は久々に鷹目の前に姿を現した。



鷹目は背が高くなりーーー



以前よりも断然穏やかな顔をしていた。





「「はははっ!!」」



俺たちは互いの顔を見合わせると、まず初めに笑いあった。



素直におかしかったんだ。




『鷹目!あの店を襲撃するぞ!』



『え!?』




あんなやりとりをしていた俺たちが、12年もの間顔すら合わせなかったなんてーーー



信じられなかったからだ。




しかしーーー



あの頃には戻れない。



それももう十分分かっていることだった。






「ーーー鷹目、今日はお前に堂々と宣告しに来たんだ」



「ん?宣告?」



「俺はーーー兎を殺す」



「…え?」




俺は鷹目のエメラルドグリーンの瞳をまっすぐに見つめて宣告した。



これは俺の意思表明でもあったんだ。







俺はーーー兎を殺す。











誰を殺してでも、



お前を『相棒』として見ていたいから。