政府と一晩中揉め続け、俺は兎の死刑を完全に取り消した。
その代わり責任はすべて俺が受け持つことになった。
もし兎がまた何か犯罪を犯せば俺も死刑になる、そういう約束だった。
「構わないよ、それでも」
俺は正直、そうなる心配を一つもしていなかった。
それはーーー
「兎ちゃん、とりあえず食ってみろよっ!うまいぞ?このガーリックトースト!」
「いらん」
兎は意固地になって食べ物を口にしなかった時の俺とそっくりだったからだ。
「…ふっ!」
ーーーふははははは!!!
つい笑ってしまった。
こいつは大丈夫だ、心配ない。
そう思えた。
「…なぜ笑う!」
「いやいやそれはさぁ…」
こんなこと、兎には言えないな。
「兎ちゃんのパンツが白だからだよっ!」


