相棒の世界





「なんで…なんでそんなこと言うんだよぉぉぉ!!!」



「っ!」



急に黒犬が大声を上げた。



涙で目を真っ赤にしながら俺を見つめている。




「なんでそんなことを言うようになっちゃったんだよ鷹目!!…グスッ…世界は俺たちの敵じゃなかったのかよ!!俺たちは…ずっと一緒なんじゃなかったのかよ!!…グスッ…鷹目…うぅ…お前だけはずっと信じていたんだ…グスッ…」











ーーー俺と一緒に…



世界に立ち向かってくれるって……











黒犬は俺の腕を振り払うと言った。



「…少女は絶対に殺す!!俺の恨みは消えることはないからな…!!

鷹目…お前とはもうこれでお別れだ…」









ーーーお前はもう…相棒なんかじゃない。










そう言葉を残し、黒犬は一瞬にして姿を消した。



「あ、待て!!」



黒犬の腕を掴もうとしたときにはもう遅かった。



黒犬はもうーーーそこにはいなかった。