その日のうちに俺は家に戻ることにした。
あれから一週間も眠り続けていたことを聞かされ、シーナが心配になったのだ。
森を降り町へ出る。
イーグルの家に駆けていく。
「…え?」
しかしいつもの通り道で俺が目にしたのはーーー
全焼した俺たちの家だった。
「…うそだろ」
シーナは?
シーナはどこ?
『鷹目なんか嫌いだ!バーカ!!』
シーナのキリッとした目つきと綺麗な黒髪が脳裏に蘇る。
「シーナ!!」
俺が駆け出そうとしたその時だった。
「鷹目」
ビクッ
燃え尽きた家の方から声が聞こえてきた。
見るとそこにはーーー
「……黒犬?」
全身が真っ黒に汚れ、薄気味悪い笑みを浮かべた黒犬が立っていた。
「鷹目」
黒犬は俺の名前を呟きながら近づいてくると、ピタリと目の前で止まった。
「惑わされたんだよな、そうだよな?」
「え?」


