「俺、正直こんな世界なんてなくなってしまえばいいって思ってたよ。残酷さしかないこの世界なんかあっていいわけがないって。
だけど…グスッ…だけど……っ。こんな世界は残酷さだけじゃないって…俺気づいたんだ。イーグルがいてくれた…グスッ…シーナがいてくれた…グスッ…黒犬が……いてくれたっ」
手を握る力をギュッと強めた。
涙が、涙が止まらない。
「この世界には…この世界には……」
ーーー愛があったんだ。
「うっ…グスッ…ううぅ…イーグル…やだよ…グスッ…死ぬなよ…そばにいてくれよ…俺まだあんたと一緒にいたいよ……」
ーーー俺は…グスッ…
あんたが大好きなんだ…
「……ははっ…」
イーグルは優しく笑うと、俺の手を弱々しく握り返してきた。
「正解だ…鷹目」
「っ!?」
イーグルは手を離すと、すぐそばに置いてある銃を手にとってーーー
ポン…
俺の手に置いた。
「…それを持って自分が思うままに生きろ」
「っ…え?」
「今のお前ならなんの心配もいらないさ…。それは俺からお前への『愛』だ。それを持って自分がやるべきことを成し遂げろ…。自分が感じたことを世界にぶつけろ…」
鷹目……
世界は『愛』で溢れてるんだ。
『愛』を忘れるんじゃない…。
いいな……。


