相棒の世界





「黙れ!!!!!」



気づけばそう叫んでいた。



「え?」



目を見開く黒犬。



「どうして…刺した…」



拳が震え、唇が震え、声が震えた。



「どうして刺したんだ!!誰も頼んでいないだろう!?…グスッ…なんでだよ!黒犬!…グスッ…なんで刺したんだよ!!」





ーーーなんでそんなことしたんだよ!!!







「鷹…目?」



黒犬は涙が浮かんだ顔で見つめてきた。



「なんで…なんでそんなに泣いてるんだ…?こいつの銃、お前ずっと奪おうと頑張ってただろ?…俺、お前一人に任せるのは申し訳ないと思って…グスッ…手伝いたかったんだ……」



瞬きをすると、黒犬の溜まっていた涙がツーと頬を伝っていった。



涙は雨と同化し、もうどちらなのか分からなくなっている。




「…グスッ…ごめん黒犬…」



俺がお前にちゃんと言うべきだった。



今思えばそうだ。



お前はいつでも俺に味方してくれるやつだったよな…?




『俺たちはずっと一緒だ!!』





どうしてあの言葉をーーー



俺はもっと信じなかったんだ。