「鷹目、今日はどうだったか!?」
「あ、ああ…だめだった」
俺は黒犬に嘘をつくようになっていた。
なんらかの理由をつけては悪退治を断り、奪おうともしてないイーグルの銃を、未だに奪い続けているふりをしていた。
「…そうか!まあ仕方がない!!」
「ごめん、黒犬…」
いつかは黒犬にも言おうと思っていた。
俺は悪退治なんてやめる。
イーグルのような立派な殺し屋になりたい。
お前も一緒にならないか?
イーグルのもとに一緒に住んで、俺と一緒に暮らすんだ。
そしていつかは二人で殺し屋になるんだ。
世界の流れに抵抗しながら、世界を回ろう。
本当の正義をーーー
イーグルが教えてくれたことをーーー
みんなに伝えて渡ろう。
だけど、俺はそれをどうしても口にすることができなかった。
黒犬に嘘をついている自分に罪悪感を感じていたのはもちろん、いつまでも俺の帰りを待っている黒犬に申し訳ないと思っていたのだ。
「…また頑張ればいいさ!!」
「あ、ああ…」
ごめん、黒犬。
俺は…
俺は……


