イーグルは本当の『悪』を分かっているやつだった。
いつも世界に対抗し続け悪者扱いされていた俺を悪者じゃないと言った。
お前はまっすぐで素直できれいだ。
イーグルの口から出てきた言葉が心に触れ、俺はーーー
「うぅ…グスッ…うあああああ!!!」
大声をあげて泣いていた。
何か悪さをしたらいつも言われる言葉は『どっか行け、悪ガキ』だった。
見放され、突き放され、そんな世界に苦しめられ続けた日々。
だがイーグルは違った。
彼は俺を人間として見て、そして怒鳴った。
その気持ちが俺にとってはものすごく嬉しかったんだ。
「まったく…こんなに泣きやがって」
イーグルは顔を綻ばせると、頭を大きな手で撫でてきた。
「たくさん泣け」
ーーー泣いて泣いて、
強くなれ。


