相棒の世界





イーグルはすぐに帰ってきた。



ベッドに寝かせられたシーナを見るたび、ものすごい形相で俺を見つめてくる。



「何があった」



「っ…」



口をギュッと結ぶ。



「正直に言え」



迫ってくるイーグルの威圧感に負け、とうとう白状した。



「俺がやった。棒で殴ったんだ…」



恐怖でいっぱいだった。



手が唇が体が震える。



お前なんかいらない、そう吐き捨てられ俺はおしまいだ。



あの黄金のスープも食えなくなる。



温かいベッドで眠れなくなる。



なによりーーー




『惜しいな、鷹目。はっはっはっ!』



イーグルのあのむかつく顔がもう見れなくなる。





ーーーパシッ!



「っ!」



ふとイーグルに頬を叩かれた。



痛みがじんわりと広がる。



「馬鹿者が!!」



「っ!!」



激しい罵声に肩がビクッと反応した。



イーグルの顔を恐る恐る見る。



眉間にしわを寄せ、ものすごく怖い顔で俺を見つめている。



「…グスッ」



涙がこみ上げてきた。



その顔が怖かったのではない。








ーーーその口から溢れるであろう『言葉』に怯えていたんだ。