相棒の世界





俺はそれから何度も何度も銃を奪おうとした。



だがーーー



「惜しいな鷹目、銃はあっちだ」



「っ!!」



なかなか銃を奪うことはできなかった。



段々苛立ちがこみ上げてきた。



くそ、イーグルのやつ。



俺のことを馬鹿にしやがって!!





「鷹目!今日はどうだったか!?」



「っ…だめだった」



橋の下の小屋で、俺は毎度毎度銃を奪い損ねては黒犬の前で落ち込んでいた。



「…まあ仕方がないさ!」



ポンポン、と肩を叩かれる。



「あいつは現役の殺し屋なんだぜ?そう簡単には奪えねーよ銃は!」



黒犬はいつも笑っては俺を励ましてくれた。



そんな彼が大好きだった。




「ありがとう、黒犬…」



「いつでも来てくれよ鷹目。俺たちはずっと一緒だろ?」



シルクハットをツンと突かれる。



ずれたシルクハットを被り直して俺は笑った。



「ああ、そうだな」