俺はそれからイーグルに近づいては何かしら気を紛らわせて銃を奪おうとした。
わざと部屋を荒らし、皿を全部割り…。
イーグルの気を引けることならなんでもした。
しかし彼はーーー
「ふっ」
目尻にしわを作って微笑んでは、そんな俺を眺めていた。
「…っ」
これだけじゃ足りないと思い、俺は夜中に彼の部屋に忍び込んだりもした。
イーグルは眠りにつく時、必ず銃をベッドの下に隠す。
それを知っていた俺は音を立てないようにしてベッドの下を探った。
しかしーーー
「…あれ?」
銃は見当たらない。
「何を探してるんだ?」
「っ!!」
聞こえてきた声に立ち上がると、俺は思わず唖然としてしまった。
「……え?」
銃がイーグルの懐に入ったままだったからだ。
しまったと思った。
鷹の目でも使って、正確に銃の場所を探し出しとけばよかった…。
「ときどきこうして添い寝してやるんだ。俺の大切な銃だからな」
そう言うと彼は俺を見上げて悪戯っぽく笑った。
「っ!……ちっ!」
気付いていたんだと思った。
イーグルは俺が何をしようとしているのか、すでに気付いていたのだ。
悔しさをこみ上げながら階段を下りていく。
「くそっ!くそっ!」
明日は絶対に奪ってやる…!
俺は頭から蒸気を出していたが、ベッドに横になるたびーーー
「スー…スー……」
ぐっすりと眠ってしまった。


