鷹目は目を輝かせながら喋っていた。
そんな顔を見ていると、自然と幸せな気持ちになった。
鷹目はかなり兎という青年を気に入っているんだな。
「それでだ、実はここを出ようと思ってるんだ」
「ーーーえ?」
ここを…出るだと!?
「その兎ってやつが殺し屋として活動するにはどうしても場所の移動が必要だと思ってね。俺もここの偉い奴らと気まずい関係になっちゃったことだし…。ここからずっと南に行ったところにいいと思っている町があるんだけど、そこにしようかと思ってる」
「……そうか」
そういう理由なら仕方がない。
鷹目が離れてしまうのは寂しいが…
これは耐えるしかないな。
「シーナも来てくれ、一緒に」
「え?」
目を丸くして鷹目を見た。
嬉しい気持ちが湧き上がるとともに、戸惑いも生まれる。
私なんかがついていって、鷹目は大変な思いをしないだろうか。
ただでさえ殺し屋なんだ。
その上兎に仕事を教えるなんて、忙しいに決まっている。


