鷹目はそれからも変わることなく私のところに来てくれた。
ただ一つ変わったことはーーー
「鷹目」
「なに?」
「ちょっと離れてくれないか?
料理に集中できない」
「本当はそんなこと思ってないくせに」
鷹目がずっと私から離れないことだ。
「さすがに殴るからな」
「疲れてるんだ、今日くらいいいじゃないか」
「毎日の間違いだ」
私はいつもそっぽを向いていた。
どちらかというと素直ではなかった私は、真正面に鷹目を見ることができなかった。
赤くなった顔を見られたくなくてーーー。
そんなことを続けていたある日、
「…おかしい」
鷹目が一度だけ帰ってこなかった日があった。
何があったのだろう。
不安で仕方がなかった。
そして次の日の朝ーーー
ガチャ
「ただいま」
疲れ切った顔をして鷹目は帰ってきた。
「鷹目!!どこいってたんだ!!」
胸ぐらを掴んで顔を見上げる。
「はは、ちょっと…いや、とんでもないことをやらかして政府と揉めてたんだ」
「揉めてた!?」
呆れ顔をした。
一体どんなことをしてくれたんだ、鷹目は…


