「間違って……ない」
消えるように言うと、鷹目はニッコリと笑った。
「ーーーやっぱりな」
ーーー唇が重なった。
体の力が一瞬にして抜けた。
本当はずっと欲しかったものが、
本当はずっと求めていたものが、
今、目の前で、
私とキスをしている。
気づいたら一筋の涙が頬を伝っていた。
ずっと不安だったのだ。
大きくなった鷹目は、鷹のようにどこかへ飛んで行ってしまうのではないかと。
優秀な殺し屋になった鷹目は、もう私のもとに来てくれなくなるのではないかと。
でも、鷹目は違った。
何年経っても私のそばにいてくれた。
そばでずっと私を守ってくれた。
私は鷹目が好きだった。
ずっとずっとーーー
好きだった。
私はーーー
幸せ者だ。


