ギュッ…
「っ!!」
突然、鷹目が後ろから抱きしめてきた。
沈みかけていた熱はまた顔を包んでいく。
「な、なにするんだっ!!」
「待ってシーナ」
「っ!!」
鷹目の顎が肩に載る。
耳に触れる吐息がくすぐったい。
「シーナ…」
鷹目は腕の力を強めた。
「…本当は分かってるだろ?俺の気持ち」
「っ!」
思わず目を丸くした。
分かってなかった
というと嘘になるからだ。
「俺も勘がよっぽど悪くなければお前の気持ち分かってるはずだ」
「なっ」
チュッ…
ふと、鷹目が首にキスを落とした。
ーーーえ?
「ちょっと、鷹目やめ……っ!!」
腕を振り払って振り向くとーーー
目の前には鷹目真剣な顔。
エメラルド色に輝いた瞳の奥に映る、私。
「俺の勘は間違ってる?」
鷹目の顔が近づいてくる。
ドクドクドクーーー
鼓動が、速くなる。
「……間違ってる」
「嘘つけ」
「っ…」
「ちゃんと目を見て」
鷹目の顔は、もうすぐ唇が触れてしまうくらいに近くなっている。
もうおしまいだ。
そう思った。


