私の声に反応したのか、周囲の人々が一斉に振り向いた。
「うぅ…グスッ…ううう…」
涙が止まらない。
おじさんへの思いが止まらない。
おじさんへのーーー
『愛』が止まらない。
おじさん。
たとえおじさんが殺し屋だったとしても、私はどこまでもおじさんについていくぞ。
おじさんを非難するような人間が現れたら、そのたびにそいつのことを一発殴ってやる。
おじさん…
今すごく、会いたいよ。
私は走り出した。
人混みをかき分け、豪雨をかき分け、死に物狂いでおじさんの家に向かった。
会いたい、会いたい、会いたい。
おじさんにーーー会いたい…!!
「おじさん!…おじさん!!」
私は叫びながら人混みの中を走り続けた。
周囲の視線も声も何も気にしない。
はやく顔を見たくて仕方がない。
私はおじさんの顔だけが見たい…!!


