「鷹目!おじさーん!!」
私は二人の名前を叫びながら森を歩き続けた。
ザーーーー!!
雨はだんだん強くなり、雨粒が顔に当たって痛い。
「鷹目ぇぇぇ!!
おじさぁぁぁん!!!」
何度も何度も叫ぶが、やはり二人は見つからない。
2時間以上探し続けても見つからなかったため、私は仕方なく家に戻ることにした。
タ…タ…
帰り道は足が重く感じた。
どうして二人は帰ってこないんだろう。
何があったんだろう。
不安がどんどん私の中で積み重なってゆく。
「あっ」
ふと思った。
もしかすると私がこうしている間に帰っているかもしれない。
鷹目が先に私の分のご飯も食べて、おじさんがそれを見て笑っているかもしれない。
そうだ!そうに違いない!
私は走り出した。
鷹目とおじさんが待つ家に向かって
全力で走り続けた。
ーーー待っててくれ。
おじさん、鷹目。
私をおいて夕食を先に食べるなんて酷いぞ。


