それは鷹目が家に来てから一年が経った頃のことだった。
その日は雨が降っていた。
ザーーーー………
降り注ぐ雨を家の中から見つめながら、私は鷹目とおじさんの帰りを待っていた。
鷹目のやつが帰ってきたら、また文句言ってやるんだから。
そう思いながら窓辺で頬杖をついていた。
まさかーーー
それから一週間以上も帰ってこないなんて思っているわけもなく。
夜になっても二人は帰ってこなかった。
三人分の夕食を作り、すぐに食べれるようにテーブルに並べておく。
しかしーーー
ザーーーー……
「………」
二人は帰ってこない。
…どうしたんだろう。
だんだん心配になってきた。
森に行ってくる、そうおじさんが言ったことを思い出して、私は森に向かうことに決めた。
ガチャ
タ、タ、タ、ターーー
扉を開け、フードマントを被って雨の中を駆けゆく。
なんか、嫌な予感がする…
私は森に向かって走り続けた。


