私たちは二人して息を飲んだ。
そして互いを見つめ合う。
「「こいつ!?」」
私と鷹目が同時にお互いを指差して同じことを言った時、おじさんは声をあげて笑った。
「はっはっは!!
ほら、やっぱりいいじゃないか」
おじさんは幸せそうな顔をしていた。
目尻にシワを作りながら口を開けて笑うことが多くなった。
鷹目のことは嫌いだったが、そんなおじさんの顔を見ているのは悪くなかった。
だから私は安心してーーー
「ばーか!!」
「おめーに言われたくねーよブス!!」
鷹目と喧嘩ばかりしていた。
思ってもいなかった。
ある日突然、おじさんがいなくなってしまうなんて。


