それからというもののーーー
「おい鷹目!お前私の分のパンも食べただろ!」
「は?食ってねーし」
私と鷹目は毎日のように喧嘩ばかりしていた。
「お前が忘れただけだろ?このメス豚が」
「はぁ!?」
ムキになって鷹目の胸ぐらを掴む。
「その口縫い付けてやろうか!」
「ああできるもんならやってみろ!!」
私たちの声は家の中に収まらず、家周辺にまで響き渡っていた。
そのせいか家の前を通る町民たちはみな嫌な顔をして通っていった。
しかし、
「ははは!仲がいいなお前たちは」
おじさんだけは私たちを見て笑ってくれた。
「仲など良くない!鷹目がうるさいのが悪いんだ!!」
「お前のほうがうるせーぞメス豚!」
おじさんはニコニコしながら私たちの肩に手を置いた。
「まあまあお前たち。喧嘩するほど仲はいいって言葉、聞いたことあるか?」
「喧嘩するほど…?」
私が首をかしげると、おじさんはまたさらに微笑んだ。
「お前たちは本当は仲がいいんだ」


