「う、う…ん…」
目を覚ましたのは夕方だった。
おじさんの心配そうな顔がぼやけた視界にだんだんと映り込む。
「…シーナ」
「おじ…さん」
おじさんは私を起こすと、ギュッと抱きしめてきた。
「っ!」
「よかった、心配したんだ」
「…おじさん」
彼の体は温かかった。
銀色の長い髪がサラッと私の頬に触れる。
ーーーあっ!
おじさんに抱きしめられる中、ふと彼の背後に鷹目を発見した。
バツの悪そうな顔をして壁に寄りかかっている。
ーーーあいつめ!
私はおじさんの胸から抜け出すと、鷹目のところへ駆けて行った。
そしてーーー
「なんなんだお前は!!」
激しい罵声を浴びせた。
「っ……」
鷹目は唇を噛みしめこっちを見ようとしない。
「お前のせいでこの家はボロボロだ!
何もかも壊しやがって!!
お前なんか、お前なんか……」
ーーーいなくなってしまえ!!!


