ーーー時は過ぎ、鷹目兄さんは15歳、俺は12歳になった。
俺はこの頃ひたすら外出をしていた。
鷹目兄さんみたいにーーー
俺ももっと外へ出るんだ…!
その思いが俺を外へと突き動かしていた。
しかしーーー
「どーぶねーずみ!どーぶねーずみ!」
「っ…」
俺は町に出るたびに薄汚い容姿をからかわれ、年上の少年たちに蹴飛ばされたのだった。
「ねずみはドブの中に戻れ!」
汚い泥水の中に何度も投げ込まれーーー
「はっはっはっ!」
何度も笑われた。
ちくしょう…
ちくしょう……
ちくしょう……!!
俺は泥だらけになってハカゼの家に帰っては、一人強くなるための特訓を続けた。
「なーにやってんだい鼠…」
「…強くなるんだ!」
「やれやれぇ…」
鷹目兄さんは体が弱くても誰にも負けない。
だから俺も頑張るんだ…!
絶対に強くなってやる!!!
俺は泥だらけのまま、夜遅くまで特訓を続けたーーー。


